実際に奨学生を4年間続けた方によれば、「体育会のクラブ活動と思えば、何とかなるよ」とのことでした。確かに、体育会のクラブは、休みもほとんどなく、また寮生活で自由もあまりないことを考えると、それと同じと割り切れば、お金が入ってくるだけでも幸せだということでした。ある新聞社の奨学生担当者によれば、入学から卒業まで続ける学生は、全体の80%もいるとのことでした。残念ながら途中で辞めてしまう学生の多くは、入学後2〜3ヶ月後にやってくる「梅雨」の時期にあきらめてしまうのだそうです。雨であっても、新聞は配達しなければなりません。この梅雨時に、配達中にバイクでこけてしまった………それで、今までの苦労を思い出してしまい、すべてがイヤになって辞めてしまう学生もいるようです。しかし、先述しましたが、80%の学生は続けるようです。簡単に投げ出さないようにしてほしいと願うばかりです。この新聞奨学金制度では、入学時の費用も「前借り」できる新聞社もあります。つまり、資金面での最大のネックとなっていた入学時の費用にも対応してくれるのです。続けられる精神力を持った学生には、おすすめできる制度です。しかし、残念ながら新聞奨学生は、地方ではあまり採用がありません。大都市圏以外では、朝日、読売、毎日といった全国紙よりも、北海道新聞や河北新報、富山新聞や四国新聞、西日本新聞など、それぞれの地域の新聞社が強いのです。その結果、新聞を配達しようにも、奨学生を採用する全国紙の新聞をとる人が少ないのであてにできません。つまり、奨学生の採用がないのです。新聞奨学生は、東京などの大都市圏でないと、採用が厳しいです。ただ、下宿などを用意してくれて、かつ、その下宿代も負担してくれるので、地元であろうが親元を離れようが、金銭的には関係ありません。続けられる根性のある生徒には、ぜひ、おすすめしたい制度です。ちなみに、子供の教育費のことを考えて学資保険を利用される方が増加しているそうです。
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