自分の基本書となるメジャーなテキストを選ぶときは、何を参考にすればいいのでしょうか。まず、いろいろな合格体験記や、大手の予備校や塾が公表している情報、あるいは受験情報誌を利用しましょう。この中でも、合格体験記をバカにしてはいけません。確かに、最近の合格体験記については、「予備校のやらせが多い」という声もよく耳にします。最近だけでなく、私か司法試験に合格した頃も「体験記の内容に予備校が手を加えている」という噂はありました。しかし、合格者が、世話になった予備校をよく書くのは当たり前のことで、その辺を割り引いても、合格体験記には、後進のための豊富な情報と「合格へのカギ」が詰まっています。だからこそ合格体験記をすすめます。
子供たちにしてみればたまったものではありません。まず、子供が勉強をこのようにとらえていることを親は理解すべきです。したがって子供が勉強を嫌うのは当然で、怒っても脅しても大義名分を説いても積極的に勉強には取り組みません。ですから子供に「勉強しなさい」というのは無意味であり、大人の自己満足にすぎないことを認識してください。そこで子供に勉強させるには、受験勉強から得られる満足感を増やすことが必要です。子供は「勉強してもなにもよいことがない」「勉強は割にあわない仕事」と感じるから勉強をいやがるわけで、満足感が得られれば勉強を嫌う理由はありません。子供はうれしいことには迅速かつ確実に反応します。それでは勉強から得られる子供の満足感について考えましょう。
頭のできにかかわりなく、本は一度読むのと二度読むのとでは、内容についての記憶と理解に大きな差が生まれます。特に二度目以後に読んだとき、一度目とは違った視点から別の解釈をすれば、アテンションだけでなく、推論にも大きな相違が生まれるのは当然のことです。さらに、一度読んだものを別の日時に読むとだいぶ印象が異なります。読むときの心理状態や問題意識が変わっていることがありますから、同じ内容のことでも解釈や理解に違いが生まれるのです。それは認識の幅を広げる効果ももたらしてくれます。一冊まるまる読み返すのが困難であれば、大切と思われるところに付箋をつけるなどして、その部分だけでも読み返すとよいでしょう。本を日頃から読んでもらいたいものです。